軽く見られる重要語
こんにちは!
三島発信。ネイティブのような英語を目指す「ヒルズDIY英会話」アオキです。
皆さま、お盆休みをどのように過ごしていらっしゃいますか。
アオキは、曜日の感覚を失い、ダラダラと過ごしていますが、
ルティーン学習⇒英検勉強会仲間とのリテンション、ヒルズDIY英会話メンバーとのインプット練習、この2つは自主勉強も含めて毎日欠かさず行っています。
さてこの2つの勉強を通じて、最近特に実感することがあります。
それは、簡単な単語ほど難しい!
ということ。
”a,the,that”など、簡単で、単語自体に重要な意味をなさない単語を”機能語(function word)”といい、例えば、代名詞、冠詞、前置詞、接続詞、助動詞などがそれにあたるのですが、この機能語がリスニングにおいてもリーディングにおいても、侮れない重要語になるのです。
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今までの私は、英語のニュースを聴いたり、新聞を読んだりするとき、
だいたいの単語がわかれば、それをつなぎ合わせて意味を〝想像”し、
理解した気分になっていたことが多かったような気がします。
つまり”意味がある単語(content word)”が理解できれば、内容がわかった気持ちになっていたのです。
ニュース用語やたまたま難しい語がで理解できると気分も上級者(?)
ところが、この数か月、”簡単そうなネイティブ向け文章”に沢山接するうちに気づいたことがあります。
機能語をしっかり理解していないと
本当の意味で英語を理解したことにはならない!
ということです。
機能語は文の”骨格”を作るので、文構造において大変重要な働きをしています。
ところが、内容理解には直接関係ない単語のように思われ、またあまりにも簡単な語が多いので、軽視されがちなのです。
例えば、お馴染みの”the"ですが、
イソップ物語「猫と鈴」では
物語冒頭が
"The Mice once called a meeting to decide on a plan to ~"から始まっています。
この"the"はある種のグループを指す”the",つまり、あるネズミの一団です。
「うさぎとかえる」の話には
"The least shadow sends them ~" これは最上級least の前につく"the"
最少量を意味しています。
こういう何気ない機能語は目に留まっても、「なんとなくわかった・・・」レベルでスルーしていまいがちです。
実はこういった簡単な単語程難しく、
上の話でも”the"の使い方を理解しているのと理解していないのでは、物語の理解そのものにも影響が出てきてしまいます。
逆に言えば、機能語をしっかり押さえることにより、
英文を正しく理解でき、
「なんとなくわかった!」
「わかった気になった!」
を脱却し、
「理解できた!」
「話が映像として浮かんでくる!」
といった本物の理解⇒上達につながるのです。
そうなると物語が脳にインプットされやすくなり、
ネイティブの感覚も身に付きつつ、英語の引き出しが増えるわけで
一石三鳥ともなりえます。
今日ご紹介した機能語の例はほんの一部。
今後の英語学習において”機能語”にも目を向けてみてください。
ネイティブへの第一歩ですね。
いつもありがとうございます。
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